2012年01月09日

ヨーロッパ旅行 その3

こんにちは。
ようやく時差ボケがなくなり、体調が良くなってきたミズンパです。


今回はヨーロッパ旅行記のその3です。



ドイツ〜イタリア旅行をしていても、タイヤショップの人間ですから、車のタイヤが気になります。

欧州のスタッドレスタイヤを怪しまれない程度に見てきました。





先ず日本のタイヤと異なるのが、タイヤのドレッドパターンです。

ほとんどのタイヤが回転方向があるタイヤでした。


あと、日本のタイヤメーカーのスタッドレスタイヤも本国仕様と欧州仕様とは違うみたいです。


日本のスタッドレスタイヤのタイヤの溝のブロック部分は、グニャグニャで柔らかさが命みないな感じですが、欧州のタイヤは、そんなに柔らかく感じませんでした。


帰国後にタイヤメーカーに聞いたところ、欧州と日本では道路事情が異なる為、仕様を変えているようです。

分かりやすくいえば、欧州の道路の舗装は悪く、日本の道路の舗装が良いから、それにあわせてタイヤの仕様も変えているようです。


1番驚いたのは欧州スタッドレスタイヤの価格です。

205/55R16サイズのタイヤで軽く1本2万円を切っていることです。

日本では、ちょっと考えられません。
日本ですと1本2万以上4万円以下ですから。


イタリアの車雑誌にスタッドレスタイヤの価格の比較の表がありました。







価格はユーロですけど、今なら1ユーロ=100円ですので、分かりやすいと思います。


1番上の段の『di listino』がタイヤの定価。

真ん中の『dal gommista』がタイヤショップでの販売価格。

1番下の『su internet』がインターネットでの購入価格。


この表でみると1番高いのが、『ミシュラン』これは日本と同じですね。
1番安いのは『クムホ』これも日本と変わらないですね。



また、イタリアではリサイクル素材を使ったタイヤがあるみたいで、そのリサイクル素材のスタッドレスタイヤですと、同様のタイヤサイズで1本60ユーロ(6000円)程度で購入出来るとのこと…。



衝撃的でした。

円高ユーロ安もあると思いますが、日本のタイヤは高いなぁと思いました。

何とかならないもんですかねぇ。





次に欧州の高速道路事情です。




ドイツ、イタリアなどの高速道路を見ていると、路肩に停車(休憩)している大型トラックを多く見掛けました。

これは欧州の大型トラックドライバーは1日8時間以上運転してはいけない法律(罰金刑)があるからだそうです。

しかも1日8時間のうち4時間以上(優良者は6時間)連続して運転してはいけないオマケつきです。
その休憩時間は45分間(15分を3回でも可)をとらなくてはならない様です。

全ての運送業のトラックには『cronotachigrafo(クロノタキグラホ)』というドライブレコーダーみたいのが装着されて、運行情報が全て記録されるようです。


近年では、このクロノタキグラホを改ざんして申告する者が多く、社会問題になっているようです。


こんな厳しい法律が出来たのは、居眠り運転の大型トラックが料金所渋滞の中を突破して、5〜6人が一度に死亡する事故がイタリアで連続してあったからだそうです。

当初はイタリアのみの法律でしたが、今はほとんどのユーロ圏内で、この法律になっているようです。


日本でも過去に同様な事故があったので、いずれ施行されるかもしれませんね。




その4に続く

次回はお待ちかねフェラーリ博物館編です。




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